2020-22年度 文化庁委託「CINGA日本語学習支援者研修プログラム普及事業」
地域日本語教室は、日本語学習の場であるだけでなく、多様な言葉や文化を持つ人々の対話の場です。その担い手である日本語学習支援者の育成は多文化共生のまちづくりに不可欠であり、持続可能な育成の仕組みの構築も課題となっていました。そこでCINGAが文化庁委託事業として2018年から2年間で開発したのが「CINGA日本語学習支援者に対する研修カリキュラム」です。
2020年からは「多文化共生のまちづくりの中核を担う人材を育成し、持続可能な日本語学習支援者育成の仕組みの構築を図ること」を目的とした普及事業に移行しました。具体的には、対象地域の自治体職員やコーディネーター、日本語教師などがチームをつくり、CINGAが伴走する形で、地域の実情に合わせた研修プログラムを作成し、実際に市民向け研修を実施します。こうした過程そのものが、その地域の日本語教育を考え、関わる人々のチーム性を育む大事なプロセスと考えています。こちらは、2020年度に札幌市と茨城県、2021年度に千葉県と長崎県、2022年度に山梨県で実施しました。
地域における成果報告や、普及事業の総括はこちらのページよりご覧ください。
https://www.cinga.or.jp/language/japanese/japanese-blog/1431/