#031 外国人相談、課題は地続き
週の真ん中水曜日。
こんにちは。専門家相談コーディネーターの青柳です。
友人に自分の仕事を尋ねられて、外国人相談の窓口をやっているよ、と伝えてもなじみのない人にとっては外国人相談j自体にピンとこないことが多いです。外国人相談の現場で対応しているみなさんもこんなご経験はありますか?
外国人相談の窓口ではあまりにも受ける相談の種類が多いので、具体的にどのように説明しよう、と毎回考えます。まずは、入管の手続きのビザ(本当は在留資格だけど)のこととか、行政窓口での手続きとか、離婚とか養育の法律問題とか、経済困窮、労働問題、最近ではDVも多いね、といったことを伝えます。
へ~!いろんな相談されるんだね、という反応をされることが多いです。そう、本当にいろんな相談を受けているんですよね!さらに言うと、これらの問題が地続きであることが外国人相談の窓口の特色ではないかと思います。
離婚の問題は、日本人の配偶者等や家族滞在の在留資格で在留している人にとっては、日本にこのまま在留ができるのか?という在留資格と直結する問題です。
DVで避難したり施設への入居の際も、在留資格に加えて、経済的な課題として持っている在留資格で生活保護を受給できるのか検討するケースが出てきます。
労働問題では、就労を元にした在留資格で在留する人にとったら失業するとこれまた日本に在留し続けることができるのか?という問題に直面します。病気になって会社を長期に休む場合にも日本での在留、経済的な問題が出てくることが多いです。
外国人対応者のための相談室では、保健福祉や医療の担当者の方からの相談も増えてきました。
こうした外国人特有の在留資格の問題と現場での通常対応業務とどのように絡むのか、どこから対応していけばよいのかを悩まれて相談のお電話をいただきます。どのケースも、通常の業務に加えて検討する課題が増えるわけですから、悩まれるのも当然ですね。
CINGAが実施している、「外国人のための遠隔無料専門家相談会」と、「外国人対応者のための相談室」の詳細は以下の「詳細はこちら」ボタンよりご覧ください。