#015 外国人支援に携わりたい!というご相談
週の真ん中水曜日。
こんにちは。専門家相談コーディネーターの青柳です。
外国人対応者のための相談室にご相談をいただく方は主に、国際交流協会の相談員や行政や社会福祉協議会の福祉職の方々、医療機関のMSW(メディカル・ソーシャル・ワーカー)、外国人支援団体の支援者など、実際に外国人に対応されている方々です。
たまに、これから外国人支援をしたいけれど、どうしたらよいでしょうか?という進路相談に近いご相談も入ります。
先日は、外国人支援に関わるために何か資格を取ったほうが良いのでしょうか?という質問を受けました。
例えば、同じ会社や団体に属していない外国人の在留手続きは、弁護士や行政書士は資格と入管庁への申請取次者の証明書がないとできません。
ただ、外国人支援には様々な分野があって、必ずしも何かしら資格がないとできない、というものではありません。
例えば、多くの国際交流協会の職員にはいろいろな職種があります。事務の仕事や相談のコーディネート、相談を直接受ける相談員などです。募集のタイミングや採用基準があり、必要とされるスキルが異なります。
外国人に対応する相談員は、対応言語で一定以上のスキルを求められます。一方、団体の事務職の場合はそうではないケースも多く、そのポジションによるのではないかと思います。
国際交流協会といった外国人対応をメインとしている職場のほかに、外国人が多く住むところの相談窓口や福祉関係では、自然と外国人対応が多く、そうしたところで日本人ケースに混じって外国人支援を行うケースもあります。
福祉的な対応が必要な職種は専門職として社会福祉士資格が求められることが多いです。
ボランティアで開催される日本語教室に協力して外国人支援を行っている方も多いです。日本に来て日が浅い外国人にとって、日本語教室で日本語を教えてもらう方々は一番身近で日本のことを相談できる存在になりやすいかもしれません。
何か外国人支援に携わりたいな、と思っている方のお話を聞いていると、関心を寄せた時点で外国人支援への大きな一歩を進んでいると感じています。
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