#004 CINGAのオンラインにほんごコース 参加者募集中!
こんにちは!
地域日本語研究チームの西山です。
CINGAでは、過去2年間に、文化庁の委託事業を活用し、日本に長く暮らす(予定の)生活者のための2つのオンラインによる日本語コースを実施しました。
『わたしをつたえるにほんごCINGA版』、通称「わたにほ」をメインテキストとして使用したコースです。
1年目は、はじめて日本語を学ぶ人を対象とし、挨拶や「あいうえお」から学習をスタートしました。
2年目は、日本に長く暮らし、話せるけれど読み書きができない人を対象とした読み書きを基礎から学習するコースでした。
どちらも週2回、半年弱続く長いコースでしたが、参加者の出席率は9割に及びました。毎回いろいろな話が出て、担当している私たちにとっても、とても楽しいコースでした。
どちらの年も参加者には、コース中に数回インタビューをさせてもらったのですが、1年目で興味深かったのは、よく日本語を学習中の方から聞く「ことばが覚えられない」というような声が少なく、反対に「新しいことばを覚えられてうれしい」という声が多かったことです。
2年目の読み書きのコースでは、「これまで日本語の読み書きは難しいと思っていたけれど、やってみたらそんなに難しくない」という声がとても印象的でした。
どちらのコースも、参加者同士がお互いに刺激を受け、助け合いながら学習を続けていました。グループで学ぶこと、そして学ぶこと自体の楽しさが、継続へのモチベーションとなっていたように思います。
そして、3年目となる今年は、ひらがなやごく簡単なやりとりはできるけれども、まだあまり会話ができないという方を対象として、少し短めのコースを実施します。
これまでに実施したコースで、対面のクラスでの学習機会が得にくい人たちへの学習機会提供の必要性を強く感じました。今年度も、オンラインだったら学習できるという方に、ぜひ参加してもらえたらと思っています。
3年目は、どんな人が集まり、どんなコースになるか、今から楽しみです。
皆さまのお近くに学習を希望する方がいらっしゃいましたら、ぜひご紹介ください。
にほんごオンラインコースの参加者募集についての詳細は、以下のボタンをクリックしてご覧ください。