【活動報告会が終了しました】
5月16日(土)に『活動報告会 -新型コロナウィルスの影響下の東京でいまわたしたちが取り組んでいること』を完全オンラインにて、実施しました。
334名の方々にご参加いただき、TOCOSについて他、PCR検査で用いられるやさしい日本語、多言語専門家相談会のオンライン実施について報告しました。
当日は多くのご質問やメッセージをいただき、反響も大きかったため報告会の内容を社会に発信できる機会を設けようと考えています。
また、慣れない遠隔での報告会となり、進行がスムーズに進まないことがあり申し訳ありませんでした。今回のオンライン報告会を一つの挑戦としてこれから改善していきたいと思います。
たくさんのご参加、ありがとうございました。
実施内容の詳細は以下の通りです。
活動報告会 -新型コロナウィルスの影響下の東京でいまわたしたちが取り組んでいること
全国的に非常事態宣言が出され、5月いっぱいまで継続される中、日本で一番感染者数が多い東京の外国人支援の現場では一体どのような取り組みがなされているのか、緊急報告会を開催しました。
■日 時 2020年5月16日(土)午後1時00分~午後4時00分
■開催方法 遠隔システム(ZOOM等)にてオンライン開催 (途中退場可)
■参加者 334名
■チラシ https://www.cinga.or.jp/wp-content/uploads/2020/05/CINGA20200516-1-2.pdf
■内容
第1部 午後1時00分~2時25分(85分)
「東京都外国人新型コロナ生活相談センター(TOCOS)の役割と現場からの声」
4月17日に東京都によって外国人のための新型コロナに関する相談センターが遠隔クラウド方式で設置されました。東京都に対して、東京都国際交流委員会並びにCINGAも全面協力をしています。このセンターでは毎日100件近い相談に対して、情報提供、相談対応、通訳という3つの機能をもち、コーディネーター、相談員、通訳者の連携チームによって対応がなされています。このセンターに何がなぜつくられ、どのような活動をしているのか。そして、いまの活動からみえる課題はなにか、関係者の声から考えました。
東京都 生活文化局 都民生活部 地域活動推進課課長代理(活動支援国際担当)村田 陽次
東京都国際交流委員会事務局長 石綿 晃
TOCOS全体コーディネーター 亀井 玲子
第2部 午後2時30分~3時00分(30分)
「医療現場をサポート PCR検査をやさしい日本語で」(報告)
新型コロナウィルス制御の最前線である医療現場、とりわけPCR検査の現場では日本語を母語としない外国人への対応が求められています。しかし、感染防止のため医療通訳者は同行できず、遠隔通訳システムなどの体制整備も病院や地域によっては十分とはいえません。その中、5月1日に医療×「やさしい日本語」研究会が順天堂大学の協力を得て、PCR検査をする医療従事者に向けた「やさしい日本語」によるアプローチをはじめました。その開発経緯と医療現場へのやさしい日本語普及の必要性と可能性について関係者より報告しました。
順天堂大学大学院医学研究科教授 武田裕子
聖心女子大学現代教養学部日本語日本文学科教授 岩田一成
帝京大学大学院公衆衛生学研究科 / 帝京大学医療共通教育研究センター教授 石川ひろの
第3部 午後3時05分~3時35分(30分)
「多言語専門家相談会の完全オンライン実施へのチャレンジ」(報告)
非常事態宣言を受けて、弁護士による相談会など多くの対面相談が閉鎖されています。一方で、このコロナに起因し、解雇や在留資格にともなう生活困窮など専門家に相談をしたい外国人は多く存在します。また、こころの相談が必要な相談者も多くいます。この状況が長期化し、遠隔・完全オンラインでの専門家相談の必要性はさらに高まる中、CINGAは4月21日より完全遠隔によって専門家相談会を実施しています。システム的にはどのように対応しているのか、そしてこの状況化、相談者はどのようなことに困っているのか、関係者より報告しました。
CINGA副代表 弁護士 関聡介
相談コーディネーター(行政書士/社会福祉士)青柳りつ子
第4部 午後3時35分~午後3時55分(20分)
全体を通して(チャット機能を使った質疑応答)
全体ファシリテーター 新居みどり 主催 特定非営利活動法人国際活動市民中心 (CINGA)